【11月13日 AFP】米最高裁は12日、ソナー(音波探知機)がクジラに有害との環境保護団体の主張を退け、カリフォルニア(California)州沖合の軍事演習で米海軍が長距離ソナーを使用することを認める判決を言い渡した。

 最高裁は判決文で、クジラに被害があったとしても、公益や効果的な海軍演習が優先するとの判断を示した。

 北太平洋(Pacific Ocean)でのソナー使用は環境法により制限されているが、政府は、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領には米海軍を例外とする権限が憲法により与えられていると主張していた。今回の最高裁判決は、政府の主張を支持したものとなった。(c)AFP