【11月3日 AFP】米大統領選の共和党候補ジョン・マケイン(John McCain)上院議員は大統領選投票日を3日後に控えた1日、米NBCテレビの看板風刺番組「サタデー・ナイト・ライブ(Saturday Night Live)」に出演し、副大統領候補サラ・ペイリン(Sarah Palin)アラスカ(Alaska)州知事のそっくりさん、コメディ女優のティナ・フェイ(Tina Fey)とコントで共演した。

 マケイン氏は同番組内で、ショッピング専門チャンネル「QVC」のプレゼンターとして登場。ライバルのバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員が前週、数百万ドル(数億円)をかけて主要テレビ局のゴールデンタイム枠を買い取りCMを放送したことにからめ、自分が放送枠を買うことができたのは、このQVCの枠だけだったとジョークを飛ばした。

 マケイン氏は選挙戦について「最終日がもっとも重要だ」と語るとともに、「バラク・オバマは10月29日に米3大ネットワークの放送枠を買い取ったが、われわれが買い取ることができたのはQVCだけだ。今夜、この放送でみなさんに最後のお願いを行います」と語った。

 続いてマケイン氏は、10枚セットの皿を紹介した。マケイン氏は、オバマ氏に持ちかけた10回の市民対話形式の討論会を記念するものだと説明、「彼(オバマ氏)がどうしても討論会に同意してくれなかったから、皿は真っ白だけどね。まあ、でも皿自体はいいものだよ」と語った。

 番組には、マケイン氏のシンディ(Cindy McCain)夫人も登場。「マケイン・ファイン・ゴールド」という名の宝石を販売する販売員を演じたが、これは2002年にマケイン氏とラッセル・ファインゴールド(Russell Feingold)上院議員が提出し可決された、選挙資金獲得活動を規制する「マケイン・ファインゴールド法」にひっかけたもの。

 サタデー・ナイト・ライブには、2週間前にペイリン氏が出演し、やはりティナ・フェイとコントで共演している。(c)AFP


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