【10月27日 AFP】27日の原油先物市場は、世界的な景気後退によりエネルギー需要が弱まるとの懸念から、ロンドン(London)市場で1バレル当たり60ドルを割り込み17か月ぶりの低水準となった。

 指標の北海ブレント(Brent North Sea)原油(12月渡し)は、一時07年2月以来の低水準となる1バレル=59.02ドルをつけた。その後は、前週末終値比1.87ドル安の1バレル=62.28ドルまで戻している。

 ニューヨーク(New York)市場では、指標となる米国産標準油種の軽質スイート原油(12月渡し)が、2007年5月以来の低水準となる1バレル=61.30ドルまで下げた。(c)AFP