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チベット人の「本音」描いたドキュメンタリー映画の制作協力者、7か月ぶりに釈放

2008年10月21日 9:11 発信地:北京/中国

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チベット人の「本音」描いたドキュメンタリー映画の制作協力者、7か月ぶりに釈放
中国・チベット(Tibet)自治区ラサ(Lhasa)で、チベット仏教の総本山、ポタラ宮殿(Potala Palace)前を行進する中国人民武装警察部隊(2008年6月21日撮影)。(c)AFP/TEH Eng Koon
【10月21日 AFP】チベット人の「本音」を記録したドキュメンタリー映画『恐怖を後にして(Leaving Fear Behind)』の制作後、中国当局に逮捕・拘束されていたチベット人僧侶、ゴログ・ジグメ(Golog Jigme)さん(39)が15日、7か月ぶりに一時釈放された。

『恐怖を後にして』は、一般のチベット人が中国の支配や北京五輪、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世などに対する思いを語ったインタビューを撮影したもので、ゴログ・ジグメさんは同映画の制作協力者。

 映画が完成した直後の3月、ゴログ・ジグメさんはチベット自治区で起きた暴動に関与したとして逮捕された。『恐怖を後にして』を制作した非営利団体「Filming for Tibet」によると、ゴログ・ジグメさんは当局による取り調べの間、殴られ続け、数時間も逆さづりにされ、尋問用の椅子に数日間も縛り付けられるなどの拷問を受け、何度も気を失ったという。

 15日に釈放されたゴログ・ジグメさんは甘粛(Gansu)省のラブラン(Labrang)寺に戻り、仲間の僧侶たちと感動的な対面を果たした。だが、釈放されたとはいえ、ゴログ・ジグメさんは保護観察中の身で、少なくとも1年間は当局の監視下に置かれる。

 一方、ゴログ・ジグメさんとともに逮捕された映画の制作者、ドンダップ・ワンチェン(Dhondup Wangchen)さんの消息は依然として不明だ。

 チベットは中国が人民解放軍を進駐させた翌年の1951年、中国に併合された。(c)AFP
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