【9月19日 AFP】米国人の半数以上が「自分は守護天使に守られている」と信じており、3人に2人が天国は存在すると考えていることが、18日発表された信仰に関する研究調査で明らかになった。

 この調査は、テキサス(Texas)州ワコ(Waco)にあるベイラー大学(Baylor University)の研究チームが、全米の成人1648人を対象に行った350の質問に対する回答をまとめたもの。

 回答者の55%が「守護天使によって悪から守られている」と答えたのには、研究を主導したChristopher Bader研究員も「ショックだ。予想もしていなかった」と驚きを語った。

 天国の存在については、67%が「(あると)完全に確信している」、17%が「(高い確率であると)信じる」と答えた。地獄を信じている人の割合は73%に上った。

 天国はあると答えた人を性別で見ると女性が68%、男性56%、人種別では黒人86%、白人60%、地域別では南部76%、東部50%という結果が出た。

 共和党支持者の77%が天国を信じると答えたのに比べ、民主党は54%にとどまり、政党と信仰の関連性も指摘された。

 神を信じないと答えたのは4%で、無宗教と答えた11%と併せて2005年に行った調査とほぼ同じ結果だった。

 また、45%が生涯で2回以上の「宗教的な出会い」を経験したと答えた。そのうち保守派のプロテスタントは、カトリック教徒やユダヤ教徒よりも宗教的あるいは神秘的経験を申告する傾向が高いこともわかった。(c)AFP