【9月9日 AFP】ハイチに上陸した大型ハリケーン「アイク(Ike)」による死者が66人に達した。ハイチ防災当局が8日、明らかにした。

 死者うち60人はアイクが直撃した北部の都市カバレ(Cabaret)での犠牲者だ。カバレでは、洪水や地滑りで多くの家屋が崩壊した。このほか、ハイチ国内で14人が行方不明となっている。

 国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は、「アイク」で被災したハイチの子ども30万人の救援資金として、600万ドル(約6億4500万円)の義援金を呼びかけている。
 
 ハイチでは8月中旬からハリケーンや暴風雨などが相次ぎ、これまでに600人以上が死亡。8万6000人が避難所での生活を強いられている。このうち2万5000人が、街全域が完全に冠水した北部ゴナイブ(Gonaives)からの被災者だ。(c)AFP