【8月27日 AFP】東芝(Toshiba)は26日、韓国重工業大手ドゥーサン(斗山重工業、Doosan Heavy Industries and Construction)と、原子力発電事業での提携協議を進めていると明らかにした。ドゥーサンのほか、IHI(旧石川島播磨重工業、Ishikawajima-Harima Industries)とも同様の交渉を進めているという。

 東芝は提携の詳細を明らかにしていないが、読売新聞(Yomiuri Shimbun)の26日付け夕刊によると、ドゥーサンが東芝に加圧水型原子炉(PWR)技術を供与する見返りとして、東芝はドゥーサンに原子炉関連機器を発注する。一方、IHIは東芝から供与されたPWR技術を基に、PWRの主要機器の蒸気発生器などを製造するという。

 原子力発電事業に意欲を燃やす東芝は、米原子力大手ウェスチングハウス(Westinghouse ElectricWH)も傘下に収めている。(c)AFP