【8月26日 AFP】北京五輪オーストラリア選手団が26日に帰国し、熱狂的に歓迎を受けた。一方でオーストラリアは、低迷気味のメダル獲得数で順位を上げるための対策を、すぐにでも始めようとしている。

 競泳で3つの金メダルを獲得したステファニー・ライス(Stephanie Rice)をはじめ選手団は、カンタス航空(Qantas Airways)のチャーター機から姿を現すと、ケビン・ラッド(Kevin Rudd)首相や500人ほどのファンや報道陣に迎えられた。

 ラッド首相は、435人の選手に対し「オーストラリアにお帰りなさい。オーストラリア人全てがあなた方を誇りに思っている。老若男女問わず全ての国民があなた方ひとりひとりを誇りに思っている。国民を代表して『良く頑張った』と言いたい」と伝えた。

 一方でラッド首相は、国民が北京五輪よりも上の成績を望んでいるとして、ロンドン五輪に向けた準備を始めるよう強く勧めた。

 北京五輪でのオーストラリアは、メダル獲得数で2000年シドニー五輪と2004年アテネ五輪の4位から6位に順位を下げた。一方、伝統的なライバルの英国は、アテネ五輪の10位から4位に順位を上げている。(c)AFP/Marc Lavine