【7月28日 AFP】北京五輪を次週に控え、中国政府は大気汚染対策の最後の一手として、五輪期間中、一般車両の9割を市内から閉め出し、工場を一時閉鎖するなどの方針を検討している。国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)が28日、北京市環境保護局(Beijing Environmental Protection Bureau)の話として報じた。

 北京五輪まで11日と迫ったこの日も、人口1700万人の北京市の空はスモッグが立ち込め、視界はわずか数百メートルだ。

 大気汚染対策としては20日にも、通行車両制限や大規模工場の一時閉鎖が実施されたが目立った効果はなく、より厳格な規制が近く発表される見通し。(c)AFP