【7月14日 AFP】米女優アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)さん(33)が12日に男児と女児の双子を出産した仏南部ニース(Nice)の病院が、出産当時の様子を明らかにした。

 ジョリーさんは12日午後、30分にわたる帝王切開手術の末、男児ノックス・レオン(Knox Leon)くん、女児ビビアン・マーシュリン(Vivienne Marcheline)ちゃんを出産。体重はそれぞれ、ノックス・レオンくんが2270グラム、ビビアン・マーシュリンちゃんが2280グラムだった。

■父親ピットも「経過良好」

 担当のMichel Sussmann産婦人科医は、「すべて順調に進み、母子および父親も経過は良好だ。ピットさんは双子が無事誕生すると非常にうれしそうで、ジョリーさんは輝くような笑顔を見せていた」と語った。
 
 Sussmann医師によると、父親のブラッド・ピット(Brad Pitt)さんは2人にとって初の実子となったシャイロ(Shiloh)ちゃんの帝王切開による出産時と同様、今回も出産に付き添っており、非常に落ち着いていたという。

 双子の出産が予定日より少し早かったことから、ジョリーさんは体調が回復するまで数日間入院を続ける見通し。「帝王切開の場合、入院期間は5-7日間です。しかし今回は双子であり、さらに少し早く生まれたため、入院は少し長くなるでしょう」と同医師は話している。

 クリスティアン・エストロジ(Christian Estrosi)ニース市長は、13日午後、双子の必要な事務手続きのために病院を訪れ、出産証明書を報道陣に公開した。

■結婚せずに6人の子どもの親になった「ブランジェリーナ」

 メディアで「ブランジェリーナ」と呼ばれている2人は結婚していないが、すでに3人の養子と実子1人がいる。カンボジア生まれのマドックス(Maddox)くん(6)、ベトナム生まれのパックス(Pax)くん(4)、エチオピア生まれのザハラ(Zahara)ちゃん(3)と、2006年にナミビアで初の2人の実子として誕生したシャイロ(Shiloh)ちゃんだ。

 2度の離婚歴があるジョリーさんは、最近のインタビューで次のように語っている。「私たちが結婚していないことについていろいろと言われている。でも2人とも過去に結婚を経験している。結婚することは簡単だけど、家族を作って親になることは簡単ではないの。以前の結婚関係はうまく行かなかったかもしれないけれど、私たちは今、確かに結婚していると感じているわ」 (c)AFP