【6月15日 AFP】日本人のブラジル移住100周年を記念して、ブラジルでは19~21日を中心に様々な記念行事が開催される。

 日本からの最初の移民団781人は1908年6月18日、サンパウロ(Sao Paulo)周辺のコーヒー農園で働くためにブラジルに到着した。その後、日本人からの移民の流れは続き、現在では、ブラジルには日本国外で最大規模の日系コミュニティーが形成されている。

 100周年を記念して行われる様々な行事は、ブラジル最大の多文化都市で、最大の人口を抱えるサンパウロを中心に予定されている。

 100周年記念イベントのハイライトは19~21日で、皇太子さま(Crown Prince Naruhito)が移民100周年記念式典に出席され、ダンサーや格闘家、軍楽隊による大規模なパレードが実施される。

 現在、ブラジル国内の日系人はサンパウロを中心に約150万人が暮らしており、日系人はブラジル社会に深くとけ込んでいる。すし店は一般的な料理店として定着し、日本語を第2、第3外国語として習得しようという関心は非常に高い。(c)AFP/Marc Burleigh