【6月6日 AFP】国際オリンピック委員会(International Olympic CommitteeIOC)のジャック・ロゲ(Jacques Rogge)会長は6日、北京五輪の聖火リレーが各地で混乱を引き起こしたことを教訓に、今後の聖火リレーのあり方を検討する意向を示した。

 ギリシャのアテネ(Athens)で3日間の日程で行われたIOC理事会終了後の記者会見で、ロゲ会長は「不幸なことながら聖火リレーは抗議団体に利用され、暴力的な場と化した。北京五輪の総括では聖火リレーの評価も行うことになるだろう」と語った。

 一方で、「聖火リレー継続の是非ではなく、聖火リレー全般について客観的に検討するということだ。聖火が五輪の偉大な象徴であることに変わりはない」と強調した。(c)AFP