【5月30日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は30日、オーストラリアのシドニー(Sydney)で開かれている総会で、クラブチーム間の試合において自国の選手6人を先発出場させ、外国籍の選手の先発は最大5人までとする「6+5ルール」制度の導入を採択した。

 国際サッカー連盟のジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長は、かねてより代表チームのアイデンティティーを保護するためにも外国籍選手の人数制限を推奨していた。

 今回の決議案は、各国の代表者の投票により、賛成155票、反対5票に棄権40票で可決された。またこの新ルールにより、ブラッター会長と欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ(Michel Platini)会長の両氏は、目標の実現に向けて現行法も含めた考えられるあらゆる手段を思案していくことになる。

 これまで欧州サッカー連盟は、クラブチームにおける外国人選手の人数を制限しようとする国際サッカー連盟に対し、EU労働規則に触れることを理由に反対の姿勢を示していた。(c)AFP