【5月15日 AFP】米大統領選の民主党指名争いで、1月下旬に指名争いから撤退したジョン・エドワーズ(John Edwards)元上院議員が14日、バラク・オバマ(Barack Obama)上院議員を正式に支持する意向を示した。オバマ陣営関係者が明らかにした。

 オバマ氏が2004年の副大統領候補だったエドワーズ氏の正式な支持を得ることで、ライバルのヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員は一層苦しい立場に追いやられるとみられる。クリントン氏は、代議員数などでオバマ氏に大きく差をつけられているが、6月までは指名争いから撤退しないと発表している。

 一方、エドワーズ氏の支持者の中心は白人・労働者層の有権者で、この層からの支持獲得に頭を悩ませていたオバマ氏にとって、非常に意味のあるものになるとみられる。13日に行われたウエストバージニア(West Virginia)州予備選でも、クリントン氏が大勝し、オバマ氏に対する白人・労働者層からの支持が弱いことが明らかになったばかり。(c)AFP