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英国でのUFO目撃、明らかになった「真実」

2008年5月14日 14:52 発信地:ロンドン/英国

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英国でのUFO目撃、明らかになった「真実」
スペインのバルセロナ(Barcelona)で撮影された、不規則な動きで空を横切る正体不明の光(1974年6月17日撮影)。(c)AFP

【5月14日 AFP】「リバプール(Liverpool)上空を飛ぶ宇宙人の乗り物を見た」「ロンドン(London)のウオータールー・ブリッジ(Waterloo Bridge)上空にUFO(未確認飛行物体)が浮かんでいた」といった通報を英政府が記録していたことが、14日に公開された文書により明らかになった。

 今回初めて一般に公開されたこの文書には、英国上空を飛ぶ未確認飛行物体の目撃証言が数百件にわたり記録されているが、英国防省(Ministry of Defence)の関心事は地球外生命体が地球にやってくる可能性ではなく、他国が仕掛けた諜報活動ではないことを確認するための証拠としての部分にある。

 同省でUFO目撃の調査を担当していたNick Pope氏は、「小さな緑色の人物の存在を証明するものはないが、懐疑派にとってもUFOの存在を信じる人々にとっても大いに興味をそそるものだろう。記録された目撃証言の大半はおそらく航空機灯や流星をUFOと錯覚したもの。しかし中には、警察官やパイロットが目撃したものやレーダーに映し出されたものなど、説明が非常に難しいものもある」と語る。

 1978年から1987年の記録が収められた8個のファイルは英国立公文書館(National Archives)で保管されており、UFO研究者の要請を受け、同国の情報公開法に基づき公開された。

 ただ、宇宙人が英国着陸をもくろんでいたという証拠を待ち望む熱心な研究者たちはがっかりするだろう。

 1983年に書かれたメモは「国防省がUFOの目撃証言によせる関心は、防衛の観点(例えば領空侵犯機)で何らかの裏付けになるかどうかという点のみ」と述べ、「同省は奇妙な飛行物体の存在を否定しないが」、大気圏で燃えた宇宙廃棄物、珍しい雲の形成、気象観測気球などで説明がつき、「地球外生命体の宇宙船が地球に着陸した証拠にはならない」と結論づけている。

 すぐに片付けられた目撃証言もある。1982年、イングランド南西部Tunbridge Wells近郊のThe Walnut Treeという酒場の客たちが、赤と緑の光が点滅しながら空を飛ぶのを目撃したが、その光をどこで見たか正確に示せと言われると、航空機がひっきりなしに発着するロンドン(London)のガトウィック(Gatwick)空港の方角を指さした。

 また、公開された文書は、スティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg)監督の『未知との遭遇(Close Encounters of the Third Kind)』が公開された1977年以降、目撃証言が倍増したとも述べている。(c)AFP

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