【4月26日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のシャルケ04(Schalke04)に所属するケヴィン・クラニー(Kevin Kuranyi)が、2008-2009シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場権をチームが逃した場合、退団する可能性があることを明らかにした。

 シャルケとの契約を2010年まで残すクラニーは、数百万ユーロの移籍金でオファーがあれば移籍可能という条項が契約に盛り込まれているとされており、ドイツ大衆紙ビルト(Bild)に対して「その通りだ。私は成功することに関心があり、シャルケと一緒にチャンピオンズリーグでそれを成し遂げたい」と話している。

 欧州チャンピオンズリーグ2007-08(UEFA Champions League 2007-08)で準々決勝進出を果たしながらも、国内リーグでは不安定な戦いが続いた07-08シーズンのシャルケは、第29節終了時点で勝ち点51の3位につけながらも08-09シーズンのチャンピオンズリーグ出場権獲得は保障されていない。

 13日には成績不振を理由にミルコ・スロムカ(Mirko Slomka)監督を解任され、23日に後任監督として現在オランダ・エールディビジのFCトウェンテ・エンスヘーデ(FC Twente Enschede)で指揮を執るフレッド・ルッテン(Fred Rutten)氏と2年契約を結んでいる。

 ドイツ代表として通算49試合に出場し、19得点を記録しているクラニーは、5-0で大勝した15日のエネルギー・コットブス(Energie Cottbus)戦では4得点を挙げており、6月7日に開幕する欧州選手権2008(Euro 2008)では夏の移籍市場へ向けて自らの能力をアピールする必要があるが、同大会ではシュツットガルト(Stuttgart)のマリオ・ゴメス(Mario Gomez)が先発の座を勝ち取る可能性が高いと見られている。(c)AFP