【4月25日 AFP】米国で性的不能治療薬「バイアグラ(Viagra)」などに含まれる成分を含んだチョコレートを栄養補助食品として通信販売し逮捕された男が23日、米連邦地裁に郵便詐欺罪で起訴された。

 起訴されたTibor Liska被告は、バイアグラなどの性的不能治療薬に利用されている医薬品成分「シルデナフィル」をチョコレートやハーブなどと混ぜ合わせた製品「Boom」を、1か月に約1万2000個も通信販売していたことを認めているという。

 「Boom」は、同被告の「Yoi Jin Sei」社を通じて米国、オーストラリア、コロンビア、スイス、ロシア、アルゼンチン、日本、スロバキアで2006年3月から2007年11月にかけて販売されていたという。宣伝文句には同製品には植物由来成分が含まれていることだけが書かれており、副作用を起こす可能性があり、処方せんが必要な成分が含まれていることは明記されていなかった。

 Liska被告は最長で20年の禁固刑に加え最高25万ドル(約2600万円)の罰金が科される可能性がある。(c)AFP