【4月21日 AFP】世界自然保護基金(World Wildlife Fund for NatureWWF)は20日、地球温暖化や狩猟などの影響で、カナダに生息するホッキョクグマが今後40年以内に絶滅する可能性があると警告した。

 カナダ北部には世界のホッキョクグマの3分の2が生息しており、WWFカナダ支部のピーター・ユーインズ(Peter Ewins)氏は、ホッキョクグマ減少の一因はカナダ政府が温室効果ガスの削減対策を何らとっていない点にあると指摘。生息地の流氷の減少、過剰な狩猟活動、工業開発などをその他の要因として挙げた。

 そのうえで、「スティーブン・ハーパー(Stephen Harper)首相が強力な指導力を発揮し、カナダの時代遅れな天然資源管理対策を変革しなければ、ホッキョクグマは2050年までに絶滅する恐れがある」と述べた。

 WWFの声明は、絶滅の危機に瀕するカナダの野生生物の現状に関する委員会(Committee on the Status of Endangered Wildlife in CanadaCOSEWIC)が25日、カナダ政府に提言を提出するのに合わせて発表された。(c)AFP