【3月26日 AFP】米ボストン(Boston)に本部を置くニューイングランド歴史系図協会(New England Historic Genealogical Society)が、米大統領選の民主・共和両党の有力候補の家系図調査の結果を発表した。

 調査結果によると、民主党の候補指名を争うバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員は、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領だけでなく、第2次世界大戦時に国民を率いたウィンストン・チャーチル(Winston Churchill)元英首相とも、遠い親戚関係にあることが明らかとなった。

 オバマ氏のライバル、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員は、歌手のマドンナ(Madonna)や、ビート世代を代表する米作家ジャック・ケルアック(Jack Kerouac)と親戚関係にある。

 また、オバマ氏が俳優のブラッド・ピット(Brad Pitt)と1769年に死亡した先祖から9世代離れたいとこにあたる一方、女優のアンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)はクリントン氏にとって、1718年に死亡した先祖から9世代離れたいとこの孫にあたる。クリントン氏はさらに、歌手のセリーヌ・ディオン(Celine Dion)やアラニス・モリセット(Alanis Morissette)など、仏系カナダ人の有名人多数と親戚関係にあるという。

 これに対しオバマ氏は、ジェラルド・フォード(Gerald Ford)、リンドン・ジョンソン(Lyndon Johnson)、ハリー・トルーマン(Harry Truman)といった歴代米大統領、南北戦争中の南軍司令官ロバート・リー(Robert Lee)将軍とも親戚関係がある。

 一方、大統領選で共和党候補指名を確実にしたジョン・マケイン(John McCain)上院議員は、ローラ・ブッシュ(Laura Bush)大統領夫人と親戚だという。(c)AFP