【3月15日 AFP】中国のインターネット人口が米国を抜き初めて世界第1位になった。北京(Beijing)を拠点とする調査会社BDAが14日、明らかにした。

 BDAが各国の2月のインターネットユーザー数を調べたところ、中国は2億2000万人で、2億1700万人の米国を上回った。

 BDAのアナリストは、ネット人口急増の理由として、中国での右肩上がりな経済成長とブロードバンド環境の向上を挙げ、2008年末までに中国のネット人口は2億8000万人に達すると予測している。
 
 英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)によると、1969年に米国防総省がインターネットの前身となるネットワークシステムを開発して以来、米国はユーザー数で常に第1位の座を誇ってきた。

 BDAの調査に先立ち、中国政府系の調査機関「China Internet Network Information Centre(CNNIC)」も、2007年末における中国のインターネット人口が前年比53.3%増の2億1000万人だったと発表している。

 当局による厳しいメディア規制が敷かれる中国におけるインターネット人口の急増は、市民らにネット上で自由に意見を述べる場を提供する結果となっている。中国政府は、こうしたネット上での言論行動が社会不安につながることを懸念し、胡錦濤(Hu Jintao)国家主席は前年、ネット世界の「浄化」を提言している。(c)AFP