【3月8日 AFP】フランスで、13歳の少女が天国の母親あてに送った手紙が、受取人不明の上、郵便料金未納の罰金通知付きで、少女の元に送り返されてきた。地元紙「Journal de Saone-et-Loire」が6日、伝えた。

 仏中部に住むAnaisさんは、母親の2周忌にあたり、「ボトルに入れて海に流すような、愛を込めたメッセージ」を送ろうと思い、あて先に「天国、パラダイス通り」、宛名に母親の名前を書いて地元のポストに投函した。ただし、切手は張らなかった。

 2日後、手紙は「あて先不明」でAnaisさんの元に戻ってきた。郵便料金未納で1ユーロ35セント(約213円)の罰金を払わなければならないという。

 この出来事について郵便局は、「実際に『天国(フランス語では「Ciel」)』という町はあるが、「パラダイス」という名前の通りは知らない」と答えた。(c)AFP