【1月30日 AFP】MLS、ロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)に所属するデビッド・ベッカム(David Beckham)は現地29日、イングランド代表のファビオ・カペッロ(Fabio Capello)監督に対し、自身がイングランド代表としてまだ十分にプレーできる状態にあるとするアピールを行った。

 カペッロ監督の初采配となる同2月6日にウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われるスイスとの親善試合で代表100試合出場の達成を目指すベッカムは、オフシーズンのコンディション調整を目的として、1か月近くにわたりイングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)の練習に参加していた。

 カペッロ監督は同2月3日にスイス戦に向けた代表メンバーを発表することになっているが、イングランドではベッカムは招集されない可能性が高いと報じられている。

 ブラジルで英衛星放送スカイ・ニュース(Sky News)のインタビューに応じたベッカムは、「代表に選ばれることはいつでも特別なことだが、今回は100試合出場が懸かっているのでいつも以上に特別だ。達成すれば一生の思い出になるだろう。もちろんそうなって欲しいが、成り行きを見守るしかない。駄目なときは駄目なものであり、それが人生の一部で、フットボールの一部でもある。それでも上手くいくように願っている。この1か月の間に十分なトレーニングを行えたと思っている。カペッロ監督とはこれまでのところ話をする機会がない。多くの試合を観戦し様々な選手をチェックすることに忙しくようだ。カペッロ監督と話をする場は、代表チームであればいいと願っている」と語った。

 また、好調を維持するプレミアリーグ、チェルシー(Chelsea)のショーン・ライト=フィリップス(Shaun Wright-Phillips)やブラックバーン・ローバーズ(Blackburn Rovers)のデヴィッド・ベントリー(David Bentley)の存在により、代表でのポジションが安泰ではないと認めるベッカムは「若い選手とポジションを争うのはいいことだ。ポジション争いは必要であり、イングランドにとってプラスに働けばいいと思う。カペッロ監督がどんな選手を選ぶのか予想している人はたくさんいるが、カペッロ監督のサッカーを経験した選手が代表チームにいることは重要だ」とも語った。

 スペイン・リーガエスパニョーラ1部のレアル・マドリード(Real Madrid)在籍時に、ロサンゼルス・ギャラクシーへの移籍発表後に当時チームの監督を務めていたカペッロ監督と不仲にとなったベッカムだが、これまでの経験からカペッロ監督は一つのことに情熱を傾ける人物だと学んだ。

 ベッカムは「カペッロ監督はとても才能に溢れた監督であり、自身のやり方を持っている。全員がカペッロ監督の方法を受け入れなければならない。レアル・マドリード時代にカペッロ監督の下でプレーできたことは、いい経験になった。彼は選手たちに気を配り、選手たちの士気を大いに高めることのできる監督だ」とカペッロ監督を評した。

 また、プレミアリーグのニューカッスル(Newcastle United)への移籍が報じられたベッカムは最後に「あと数年は米国でプレーする。これまでに自分を必要としてくれるプレミアリーグのチームでプレーができ十分に満足しているので、イングランドへ戻ることは考えていない。米国でプレーを続け、米国の拠点を置くことになるだろう」と語り、プレミアリーグには戻らないとの見解を示した。(c)AFP