【1月12日 AFP】1月14日に開幕する全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2008)を控えた12日、同大会第5シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は会見に臨んだ。

 シャラポワは会見で、最近の女子テニス界の水準が高くなってきていることを指摘しながらも、全豪のタイトル獲得に挑戦し続けることに確信を持っていると語る。

 「私は昨年に女子テニス界を支配したジュスティーヌ・エナン(Justine Henin、ベルギー)を除いて、昨年の終わり頃から本当に良い結果を残した選手が数人いると思います。それらの人たちは失うものが何もないため、世界ランキング20位圏内や10位圏内の選手たちは、それよりも上位の選手との対戦において、ハングリーな試合をみせ、決して過小評価することが出来ません」とライバルたちのレベルアップに対し危機感を明かしながらも、「私自身もそんな選手の内の1人です」と自信をみせた。

 また、昨年の全豪オープン(Australian Open tennis tournament 2007)・シングルス決勝でノーシードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)に敗れタイトル獲得を逃し、肩の問題のため一時的な休養を取るなどしてきたシャラポワは、「“怪我をしないこと”、私はそのことに専念してきました。朝目覚める度に、良くなっていくので練習が楽しみでした」、「かなり困難な年を過ごしてきたことで、身を案じたり、怪我をすることに心配したりすることなく長い間テニスが出来ることは本当に素晴らしかったです」と現在は怪我もなく、そのことが自分に対する自信を高めているとも明かした。(c)AFP