【1月4日 AFP】(一部更新)トルコ南東部のディヤルバクル(Diyarbakir)で3日、爆弾を積んだ車両が爆発し、5人が死亡、約70人が負傷した。南東部はクルド系住民が多数を占める地域。

 爆発は軍基地や兵舎から約100メートル離れたディヤルバクル中心部で発生。爆発した車両は、兵士約50人を乗せた軍の車両がその近くを通った際に、遠隔操作によって爆破されたという。

 犯行声明は出てはいないが、同地域で近年、何度も攻撃を行ったクルド人独立国家を目指す武装組織「クルド労働者党(Kurdistan Workers’PartyPKK)」の犯行とみられている。

 地元当局の調べでは、死亡した5人の中には、現場近くの塾に向かっていた女子高校生1人と、通りでティッシュを販売していた少年1人も含まれている。

 また、負傷者には、兵士約30人に加え、一般市民や10代の学生もおり、数人が重傷を負ったという。(c)AFP/Mahmut Bozarslan