【12月13日 AFP】英ロンドン(London)の高等法院で開かれているダイアナ元英皇太子妃(Princess Diana)の死因究明の審問で12日、ダイアナ元妃の義母は、元妃が非常に古風な養育法で育てられたため、事故当時、婚外で妊娠していた可能性は低いと証言した。

 1997年パリ(Paris)で起きた事故で、元妃とともに死亡した交際相手ドディ・アルファイド(Dodi Al-Fayed)氏の父親、モハメド・アルファイド(Mohamed Al Fayed)氏は、事故当時元妃が妊娠していたと主張していた。また、同氏は英王室の陰謀により事故が起きたとも主張している。

 義母のRaine Spencer伯爵夫人は、元妃とドディ氏との交際がこの上なく幸せに進んでいたことから、妊娠していなかったはずだと証言した。

 メディアの報道によると、元妃と緊張関係にあった同伯爵夫人は「個人的には元妃が妊娠することを考えていたとは思えない。彼女にとっては問題外のことだったはずだ」と話した。

 また、ロンドンの高級百貨店ハロッズ(Harrods)のオーナーでもあるモハメド氏が英王室の陰謀に巻き込まれたと主張していることについては、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)とフィリップ殿下(Prince Philip)は2人ともダイアナ元妃には非常に優しく接し、元妃がフィリップ殿下からの嫌がらせの手紙を受け取ったと話したことはなかったと述べた。(c)AFP