【12月13日 AFP】国際五輪委員会(IOC)のジャック・ロゲ(Jacques Rogge)会長は12日、米国のマリオン・ジョーンズ(Marion Jones)から2000年シドニー五輪で獲得した5個のメダルを剥奪したと発表した。

 ロゲ会長は「彼女をシドニー五輪から失格とし、北京五輪への参加資格が無いことを断言する」と語った。

 11月に自身のドーピングを告白し、国際陸上競技連盟(International Association of Athletics Federations:IAAF)から2年間の出場停止処分と2000年9月以降に出場した全ての競技会での成績と結果の取り消しを言い渡されたジョーンズは、連邦地裁でステロイドの使用を認めた直後にメダルをIOCへ返還していた。

 ロゲ会長はメダルの再分配を示唆していたが、同五輪の女子100メートルで2位に入ったギリシャのエカテリニ・タヌー(Ekaterini Thanou)が2004年アテネ五輪開幕前にオートバイ事故を装ってドーピング検査から逃れて2年間の出場停止処分を受けていたため、メダル再分配は見送られていた。

 ロゲ会長は「我々がより多くの不正行為者を捕まえれば、IOCはより信頼される。今回の事で彼女のイメージは傷ついたと思うが、ドーピング問題と闘うためには好ましい事だ」とコメントし、メダルの再分配については「他の選手の名前が出てくるかもしれない。我々はBALCO社(Bay Area Laboratory Co-operative)のステロイド事件の審理が終わるまで待つつもりだ」と見送る意向を示した。

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