【12月13日 AFP】ロシアは12日、冷戦時代に加盟した欧州全域で通常兵器配備を制限する欧州通常戦力(Conventional Forces in EuropeCFE)条約から脱退した。ただし、直ちに大規模な軍拡を行うことはないとも断言している。

 ロシア外務省は、日本時間12日午前6時からCFE条約の履行を停止したことを声明で発表した。

 1990年に東西両陣営が調印し、1999年に修正されたCFE条約は、大西洋沿岸からロシア領ウラル(Ural)山脈までの地域における通常兵力配備の上限を定めており、冷戦終結を後押しした。

 だがウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は、軍事力の回復を最優先課題に掲げており、前月にはCFE条約の履行停止法案に署名した。

 履行停止により、ロシアは北大西洋条約機構(NATO)へ通知することなく、国内全域への軍の配備が可能となる。(c)AFP/Sebastian Smith