【11月16日 AFP】旧ポル・ポト(Pol Pot)政権時代の大量虐殺を裁くカンボジア特別法廷(Extraordinary Chambers in the Courts of CambodiaECCC)が15日発表した文書によると、12日逮捕されたかつて同政権ナンバー3のイエン・サリ(Ieng Sary)元副首相(78)と妻のイエン・チリト(Ieng Thirith)元社会問題相(75)は容疑を否認し、逆に証拠を示すよう要求したという。

 1975-79年のポル・ポト政権時代に犯した戦争犯罪や「人道に対する罪」などの容疑で逮捕された同夫妻は14日、2008年半ばに予定されている公判を前に2人を拘置する十分な証拠があるかどうかを決定するための審問に立ち会うため初出廷した。

 同夫妻は大量虐殺や強制労働を初めとする20世紀最悪の残虐行為に大きく関与したとされるポル・ポト政権幹部5人に含まれている。

発表された文書によると、イエン・チリト元社会問題相は「検察側の主張は100%誤り」であると非難し、病院の補修や医薬品の生産に携わっていただけだと主張しているという。

またポル・ポト政権で外相を務めた夫のイエン・サリ元副首相も、「訴追内容は受け入れがたい」として、証拠を示すよう求めたという。(c)AFP