【11月2日 AFP】(一部更新)メキシコ南部タバスコ(Tabasco)州では2日現在、前週発生した洪水被害により1人が死亡、100万人以上が被災した。現地では数十万人が洪水に見舞われた自宅からの救助を待っている。

 冠水地域は1日までにベルギーとほぼ同じ面積をもつ同州の80%、850町村にのぼり、同州を襲った洪水としては過去最悪の被害となった。

 当局の発表によるとこれまでに少なくとも1人が死亡した。また、約30万人が建物の屋根などに取り残され、ヘリコプターやボートによる救助を待っている。行方不明者も出ているもようだ。

 この洪水は豪雨が原因で、熱帯低気圧「ノエル(Noel)」の影響ではないという。(c)AFP