【9月8日 AFP】人気の樹脂製サンダル「クロックス(Crocs)」やその類似品を履いた子どもが、エスカレーターのすき間につま先部分を巻き込まれるなどの事件が多発していることを受け、経済産業省と独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)は7日、注意を呼びかけた。

 クロックスは米国発のシューズメーカー。柔らかく、滑りにくい素材が世界各国で人気を博している。

 NITEによると、今月上旬までにクロックスおよび類似商品のエスカレーターでの事故が40件確認されており、そのほとんどが子どもだという。

 ある5歳の女児は、足の中指を骨折、3本の指のつめがはがれるけがをしており、ほかにも2歳の幼児を含む6人が負傷している。

 クロックス・ジャパンは、一連の事故は製品の問題ではなく、エスカレーターの管理やその使用法に問題があるとの見解を示しており、同社広告担当者は、エスカレーターの構造の改善と点検の強化に期待すると述べている。(c)AFP