【9月3日 AFP】(写真追加)遠藤武彦(Takehiko Endo)農林水産相は3日、自身が組合長を務める農業共済組合が補助金を不正受給していた問題の責任を取って辞表を提出、受理された。

 遠藤農水相は、「せっかく任用していただいたのに期待に沿えなかった。心からおわびし、辞任させていただきたい」などと記者団に述べた。

 遠藤農水相は、就任直後に発覚した補助金不正受給と献金授受について、事実を認めていた。当初は留任の意思を示していたが、参議院で野党の追及が強まるとの予測から、辞任を決断した。

 27日の内閣改造後1週間でのスピード辞任は、安倍晋三(Shinzo Abe)内閣にとって大きな打撃。前年9月に発足した安倍政権で、不祥事による閣僚の辞任・交代はこれで5人目となる。(c)AFP