【8月29日 AFP】ハリウッドの多くのカメラはイラク戦争にレンズを向ける中、ベテラン映画監督オリバー・ストーン(Oliver Stone、60)はベトナム戦争を題材に最新作『Pinkville』をユナイテッド・アーティスツ(United Artists)配給で制作する。28日、ハリウッドの業界誌デイリー・バラエティー(Daily Variety)が伝えた。

ベトナム戦争映画『プラトーン(Platoon)』や『7月4日に生まれて(Born on the Fourth of July)』でアカデミー監督賞を受賞したストーン監督が、最新作では1968年のソンミの虐殺(My Lai massacre)を扱う。虐殺の原因究明にあたる軍隊の隊長をブルース・ウィリス(Bruce Willis)が演じる。過去に米国軍が犯した戦争犯罪の中でも悪名高いソンミの虐殺では、非武装の女性や子供、老人を含めて500人に至るベトナム民間人が米国の兵士に殺された。虐殺を取り巻く新事実は、しばしば米国民のベトナム戦争に対する世論を一変させる鍵となっている。

「9.11テロ」を描いた映画「ワールド・トレード・センター(World Trade Center)」に続く最新作は、アルカイダ(Al-Qaeda)の指導者、アフガニスタンのウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)を捕まえようとするCIAの映画になると期待されていたが、代わりに映画『Pinkville』は、ウィリス演じるWilliam R. Peers陸軍大将の調査に焦点を合わせる。村人と兵士との間に着陸して、民間人がこれ以上殺される場合は火を放つと軍隊に警告して虐殺を終わらせた軍のヘリコプター操縦士、Hugh Thompsonをチャニング・テイタム(Channing Tatum)が演じる。(c)AFP