【8月24日 AFP】日本銀行(Bank of JapanBoJ)は24日午前、短期金利市場で3000億円の資金を即日吸収する公開市場操作(オペ)の実施を通知した。世界株安から1週間、初めての吸収オペとなる。

 日銀筋によると政策金利である無担保コール翌日物金利が「誘導目標の0.5%前後を下回ったため」決定したという。流動性過剰を防ぐ狙いがあるとみられる。市場はオペ見送りを予想していた。

 日銀は前日、6か月連続の金利据え置きと、誘導目標の現行年0.5%の据え置を発表していた。

 一方、米連邦準備制度理事会(FRB)は23日、短期金融市場に172億5000ドル(約2兆円)の資金提供を行った。しかし、米国ではこの措置が「信用力の低い個人向け(サブプライム)住宅ローンをめぐる不安を再燃させた」とする見方もある。(c)AFP