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トルコ与党AKP、大統領候補に再びギュル氏を擁立

2007年8月14日 11:38 発信地:アンカラ/トルコ

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トルコ与党AKP、大統領候補に再びギュル氏を擁立
2007年7月25日、トルコの首都アンカラ(Ankara)で記者会見で、再び大統領選への立候補の意欲を示すアブドラ・ギュル(Abdullah Gul)副首相兼外相。
(c)AFP/ADEM ALTAN
【8月14日 AFP】トルコ与党の公正発展党(AKP)は13日、大統領候補に再びアブドラ・ギュル(Abdullah Gul)副首相兼外相(56)を擁立すると発表した。

 イスラムの伝統を重視するギュル候補をめぐっては、中道派の野党や軍部などの世俗勢力が反発姿勢を見せており、AKPとの間で数か月に及ぶ緊張関係が続いていた。AKPがギュル氏を擁立した4月の大統領選挙第1回投票は、野党の投票ボイコットより有効投票数に及ばず無効となった。

 アナトリア通信(Anatolia news agency)、CNNトルコなどの報道によると、ギュル氏は14日午後の出馬表明記者会見の前に、野党代表らと会談し支持を求める意向だという。

 欧州連合(European Union)加盟交渉を開始するなど、欧米寄りの外交政策で知られるギュル氏は、AKPの穏健派を代表する人物の1人。AKPはイスラム主義を党是とするが、ギュル氏は世俗主義のイスラム国とも協調する保守民主主義政党を目指している。エルドアン首相からの信頼も厚い。

 また、AKPと親トルコの欧米諸国との関係強化に努めるなど、外交面でも手腕を発揮。党内の反欧米派とは一線を画して中道路線を貫いてきたことなどが評価され、再び大統領候補に選出されたとみられる。ギュル氏の再擁立は、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相が議長を務めたAKPの党会議で決定された。
 
 一方、トルコの政教分離・世俗主義を擁護する野党らは、ギュル氏の妻がイスラム教のスカーフを着用していることについて、「イスラム政権を象徴する」として、ギュル氏は大統領職にふさわしくないとして反対姿勢をみせている。

 トルコ議会が10日に採択した大統領選の日程によると、投票は20日、24日、28日、9月1日の4回実施される予定。候補者受付の最終締め切りは、19日午前零時となっている。(c)AFP
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