【8月11日 AFP】農林水産省は10日、2006年度の食糧自給率(カロリーベース)が前年度より1ポイント低い39%だったと発表した。40%を下回ったのは、冷夏の影響でコメが大凶作だった1993年以来13年ぶりのこと。

 同省によると、天候不順により国内農産物の生産量が減少した一方で、コメの消費量低下を止められなかったことが影響した。

 食糧自給率は、1960年代の初めには70%を超えていたが、以降「農業離れ」と「食の欧米化」が進むにつれ、自給率は徐々に低下していった。

 主食のコメ離れも進んでいる。国民1人当たりのコメの年間消費量は、戦後の最低レベルと同程度で推移している。日本人の食が多様化し、女性の社会進出に伴ってパンやパスタなど調理のより簡単な食事が好まれるようになった。こうしたことが、コメ離れの原因と考えられている。

 一方、日本にとって米国に次ぐ2番目の食料供給国が中国だが、その食品の安全性については、相次いで問題が発覚したことから、日本でも海外同様に懸念が拡大している。(c)AFP