【8月1日 AFP】おしゃれとしてサングラスをかけて学校に行く時代もあったが、今やオーストラリアの一部の小学校では、サングラス着用が制服の一部として義務化されている。

 これは有害な太陽の紫外線から子どもの目を守るための処置で、政府当局は国内のすべての公立学校で、この制度の導入を考えているという。

 シドニーを州都とするニューサウスウェールズ(New South Wales)州の教育相は、州内のすべての公立学校で、校庭に出る際にはサングラス着用することを義務づけることを検討していると明らかにした。

 シドニー(Sydney)のArncliffe公立学校ではすでに、付属幼稚園の園児から6歳までの子どもたちを対象に、サングラスの着用を義務付けている。同校の校長は、子どもたちが校庭でサングラスを着用するのも認めているという。

 紫外線への過度の露出は皮膚がんを引き起こす危険性があることはすでに知られているが、専門家によると白内障の危険性もあり、冬に比べ紫外線照射が5倍になる夏は、特にサングラス着用が大切だという。(c)AFP