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トルコ与党、総選挙勝利は「民主主義が根付いてきた証拠」と分析

2007年7月25日 12:57 発信地:アンカラ/トルコ

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トルコ与党、総選挙勝利は「民主主義が根付いてきた証拠」と分析
2007年7月23日、トルコのアンカラ(Ankara)で、アフメト・ネジデット・セゼル(Ahmet Necdet Sezer)大統領と会談したレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相。(c)AFP/Adem Altan
【7月25日 AFP】トルコで22日に行われた総選挙の決定的勝利について、イスラム主義の与党・公正発展党(Justice and Development PartyAKP)は24日、総選挙の結果は国民が軍による政治介入を嫌ったためで、トルコに民主主義が根付いてきた証拠だとの見方を示した。

 「国民は総選挙を通じて、政治は政治家に任せるべきだと表明した」。総選挙から初めて開かれた閣議後、政府広報官でもあるメフメト・アリ・シャヒン(Mehmet Ali Sahin)副首相は記者団に対してこう語った。「総選挙によってトルコの民主主義はさらに強固なものとなった。欧州連合(EU)加盟への交渉も、トルコ社会がさらに開かれ自由で民主主義的になっているという事実に大きな役割を果たした」と述べ、民主化へ向けて自信を示した。

 今回の総選挙は、4月にレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相が推薦したAKPの大統領候補に対し、国の世俗主義に反するとして反発した世俗派議員らが投票をボイコットしたため、当初11月の予定を前倒しで行うことになった。世俗派が反政府運動を行う中、軍までもが世俗主義保護のため介入を示唆していた。トルコでは1960年以降、数回にわたり軍がクーデターを起こしている。

 AKPがイスラム化政策を進めるのではないかという見方に対し、AKPはこれを明白に否定。国の基本方針に沿い欧州との協調政策を採ることを明言した。

 親イスラムのイメージを払しょくするため、総選挙でAKPは中道左派および中道右派の著名な政治家、進歩的思想で知られる女性や実業家、経済学者など新しい候補者を擁立した。

 AKPが2002年の約34%から今回の46.4%まで得票率を伸ばし、550議席のうち340議席を確保した最大の要因は、軍が介入を示唆したためだったと考えられている。

 また、これまで与党は、民主化改革を実施し、EU加盟交渉を開始し、インフレを抑制して高成長を持続し、記録的な外国資本の流入をもたらした。選挙結果はこれらの成果の表れだとみられている。

 エルドアン首相は新閣僚について何も明らかにしていないが、新聞各紙は大幅な内閣改造を予想している。選挙結果の公式発表は26日に行われ、31日には国会が開かれる予定だ。(c)AFP
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