【7月21日 AFP】一時は体重が560キロあったメキシコの男性、マヌエル・ウリベ(Manuel Uribe)さん(41)が、世界一太った人としてギネスブック(Guinness Book of Records)の2008年版に掲載されることになった。ウリベさんは200キロの減量を達成しており、世界一減量した人としてもギネスブックに掲載される見通しだ。

 ウリベさんはAFPに対し「ギネスブックに最も太った人として掲載されてうれしい。それに200キロも体重が減らせて幸せだ」と語った。

 ギネスブックは、ウリベさんを世界で最も体重が重い人と認定し、ガラス製の盾を贈呈した。ウリベさんによると、ギネスブックの編集者が来年、彼を訪問することを約束し、世界一減量した人として2009年版に掲載する可能性を示したという。

 ウリベさんは病的肥満で20年以上苦しんできた。対処法が見つかるまで自宅こもっているほかなく、ほとんどの時間をベッドの上で過ごしてきた。2006年にはテレビに出演し、治療への協力を求めた。ウリベさんは肥満に苦しむ人たちを支援する組織を設立。今年3月には、北部の都市モンテレー(Monterrey)の自宅からトレイラーで外出し、200キロもの減量成功を祝った。

 ギネスブックの2008年版はウリベさんの写真を掲載し、減量のためにウリベさんが受けてきた治療と手術の解説も加えられる。(c)AFP