【7月21日 AFP】20日の米ニューヨーク株式市場は、ダウ工業株30種平均が大幅に値を下げ、前日比149ドル33セント安の1万3851ドル8セント(約168万円)で引けた。ダウ工業株30種平均は前日、1万4000ドル(約169万8000円)の市場最高値を更新していた。

 株価急落の背景には、グーグル(Google)やマイクロソフト(Microsoft)など、ハイテク大手の四半期決算が予想を下回ったことや、信用度の低い個人向け(サブプライム)住宅ローン市場への懸念が再発したことがある。

 また、セントルイス(St. Louis)地区連邦準備銀行(Federal Reserve)のウィリアム・プール(William Poole)総裁が、サブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手向け住宅ローン)市場の問題について、住宅建設業界全体と個人消費に悪影響があるとの見解を示したため、不動産市況への不安が再燃していた。

 同様に、ハイテク株中心のナスダック(Nasdaq)総合株価指数は前日比32.44ポイント(1.19%)安の2687.60、スタンダード&プアーズ(S&P)500種株価指数も同18.98ポイント(1.22%)安の1534.10でそれぞれ取引を終えている。(c)AFP