【7月21日 AFP】トルコでは22日、当初11月に予定されていた総選挙が前倒しされて繰上げ投票が行われる。選挙ではレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相率いるイスラム主義の与党・公正発展党(AKP)や世俗派の野党・共和人民党(CHP)などが挑む。

 事前の世論調査によると、与党の圧倒的勝利が予想されるも投票直前の20日にも舌戦は続いている。野党は新聞広告で、首相の息子が最近購入した船の購入資金について追求、対する首相は野党のやり方は「汚い」とし、単純に「購入の手助けをした」との回答するにとどめた。

 トルコでは4月の国会で大統領を擁立することができず、大統領選が中止に追い込まれたため11月に予定されていた総選挙が前倒し、22日の投票となった。(c)AFP