【6月27日 AFP】免許停止処分中の運転で逮捕され、米国カリフォルニア(California)州で約3週間の刑期を終えて前日釈放された大富豪ヒルトン家令嬢で女優のパリス・ヒルトン(Paris Hilton)は、一夜明けた27日、メディアの取材ラッシュを避け、同州ロサンゼルスの高級住宅街ベル・エア(Bel Air)の邸宅内で過ごしている。ヒルトン家の一員が明かした。

 釈放後初のメディア出演は、CNNのベテラン・ホスト、ラリー・キング(Larry King)が司会を務めるトークショー『ラリー・キング・ライブ』で27日、インタビューを受ける。

 パリス・ヒルトンは保護観察中の違反行為に対する45日間の禁固刑のうち、3週間を刑務所で服役した。釈放された際には集まった多くの報道陣やファンにもまれながら、両親の待っていた車に乗り込み、走り去った。

 服役前に最後に公式の場に姿を見せたのは6月8日、泣き叫びながら自宅から再収監のために警察に連行された際だった。ヒルトン元受刑者は飲酒運転で免許停止処分を受け、その保護観察期間中に再度、車を運転して逮捕された。しかし、45日間の禁固刑に対し、「健康上の理由」からわずか3日後に自宅軟禁となったが、その後再収監された。

 米芸能ニュース番組「エンターテインメント・トゥナイト(Entertainment Tonight)」に答えたマネージャーのジェイソン・ムーア(Jason Moore)氏によると、ヒルトン元受刑者はいくつかのメディアの取材を受けた後、今年後半の「めいっぱいの過密スケジュール」に備え、数週間の休暇を取るという。

 ヒルトン元受刑者は服役中にバラエティ番組の電話インタビュー、服役したことはこれまでのパーティーざんまいの生活を改め、模範的な女性となるようにという神からのメッセージだと述べ、「わたしはずっとスピリチュアルに目覚めた。神がこのチャンスを与えてくれた」と答えていた。(c)AFP