【6月19日 AFP】保守派野党の国民新党(People's New Party)がチリで自宅軟禁下にあるアルベルト・フジモリ(Alberto Fujimori)元ペルー大統領に、7月の参院選の比例代表公認候補として出馬するよう正式要請した。日本テレビ(Nippon Television)と共同通信(Kyodo News)が19日伝えた。

 日本テレビは国民新党の亀井静香(Shizuka Kamei)代表代行が18日、首都サンティアゴ(Santiago)郊外のフジモリ氏の自宅を訪れる映像を伝えた。同氏は即答を控えたという。

 国民新党の広報担当は「報道は承知しているが、その件については何の情報も得ていない」とし、コメントを差し控えた。

 フジモリ氏は日本国籍も保有しており、公選法上は立候補可能。

 参院選は支持率が急落している安倍晋三(Shinzo Abe)首相にとって正念場となる。(c)AFP