【6月13日 AFP】06-07NBA・ファイナル、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)vsサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)、第3戦。試合は接戦の末、キャバリアーズが72-75でスパーズに3連敗喫し、ファイナル敗退の危機に追い込まれた。

 キャバリアーズは、レブロン・ジェームス(LeBron James)が25得点の内12得点を第4Qだけで挙げたものの、チームを救うまでには至らず、レブロンの他にはジドルナス・イルガウスカス(Zydrunas Ilgauskas)が13得点18リバウンド、ドリュー・グッデン(Drew Gooden)が13得点12リバウンドと、共にダブルダブルをマークしたものの、チーム全体としてのフィールドゴール成功率は36.7%(79本中29本)、さらにスリーポイントの成功率では、スパーズの52.6%(19本中10本)に対し、15.8%(19本中3本)と大きく溝を開けられてしまった。

 また3点差で迎えた第4Q残り5秒からのプレーで、レブロンは同点を狙ってのスリーポイントを打ったが、「入ったかと思ったけど外れた。シュートコースが開いていたのにミスしてしまった」と語った。

 しかしレブロンは、「まだ信じることをやめてはいけない。自分で掘ってはまった穴から抜け出て、積極的に攻め続けなければならない。まだ勝つチャンスはある。それだけだ。4連勝するしかない」とクリーブランドを本拠地とする米国4大スポーツのチームで、1964年以来となる全米制覇を大逆転で飾ることに諦めを見せていない。

 また、チームメイトのドニエル・マーシャル(Donyell Marshall)は、「不満が募っている。第1戦、第2戦とビッグスリー(スパーズのトニー・パーカー、Tony Parker、ティム・ダンカン、Tim Duncan、エマニュエル・ジノビリ、Emanuel Ginobili)にやられた。こちらはこちらで良いプレーをしていたがシュートが入らなかった。(第3戦では)「ストップ・ザ・ビッグスリー」がうまくいった。なのに勝利を得ることが出来なかったんだ」と上手くいかないチーム状況を語った。(c)AFP/TIMOTHY A. CLARY