【6月7日 AFP】来日中の台湾の李登輝(Lee Teng-hui)前総統は7日朝、靖国神社を参拝した。台湾を自国の一部とみなす中国政府からは、強い反発が予想される。

 日本を「私的」に訪問中の李前総統は、7日午前10時ころ靖国神社に到着。記者団とは話をせず、そのまま社殿内に入った。

 李前総統は来日前から、日本海軍兵として1945年にフィリピンで戦死した実兄が祭られている靖国神社に参拝したい意向を示していた。

 靖国神社には約250万人の戦没者が祭られているが、第2次世界大戦のA級戦犯も合祀(ごうし)されているため、中国や韓国は過去の侵略戦争を肯定するものだとして、強く批判している。(c)AFP