【6月6日 AFP】英国女性の半数以上がセックスよりもチョコレートに「快感」を見いだしていることが5日、大手製菓会社の調査によりわかった。

■「チョコレートは期待を裏切らない」

 調査を行ったのは、製菓大手キャドバリー(Cadbury)で、英国人男女1500人を対象に行った。その結果、調査対象となった女性の52%が、「セックスよりもチョコレートにより魅力を感じる」と答えた。

 回答者のある女性は、「チョコレートならば、『悦び』を得られるのは確実。チョコレートは決して裏切らない」そうだ。

 一方、調査対象となった男性の87%は、チョコレートよりセックスの方が「甘い」と感じている。

■「とろける感触や香りが肉体的興奮を高める」

 キャドバリーのグローバル・サイエンス・ディレクター、Paul Hebblethwaite氏は、幸福感の指標であるといわれるエンドルフィンとチョコレートとの相関関係を証明したウェールズ大(University of Wales)の心理学者らによる研究結果を紹介する一方、「チョコレートが幸福感をもたら要因はいくつもある」と話す。

 同氏によれば「チョコレートが口の中で溶ける時、とろける感触やカカオの香りが身体中の感覚を刺激し、肉体的興奮を高める」のだそうだ。

 また、チョコレートとセックスに対する感覚には、「地方差がある」こともわかった。「チョコよりもセックスを好む」と答えた人の割合はロンドンでは79%だったが、イングランド東部では40%と、チョコレートを好む人の方が多くなっている。

 このほか、英国人男性のほぼ半数が、誕生日やちょっとした贈り物として、チョコレートを選んでいることもわかった。(c)AFP