【ロンドン 9日 AFP】8日、英国南部オックスフォードシャー州(Oxfordshire)ウォリングフォード(Wallingford)が、英国内で最も「ハリー・ポッター(Harry Potter)」に夢中の街とされた。
 
 推理作家アガサ・クリスティ(Agatha Christie)が住んでいたウォリングフォードはJ.K.ローリング(J.K. Rowling)の大ヒットシリーズ第7巻の予約注文が英国アマゾン(Amazon.co.uk)で最も多かった街だった。

 アマゾンでの予約注文ランキング上位10位は小規模な街で占められており、2位にケンブリッジシャー州(Cambridgeshire)ハンチントン(Huntingdon)、3位にオックスフォードシャー州ファリントン(Faringdon)がランクインしている。
 
 7月21日発売の「Harry Potter and the Deathly Hallows(ハリー・ポッターと死の秘宝<仮題>)」は英国内で25万部、全世界で100万部以上予約注文されている。

 ローリングは最終巻で登場人物の2人が死ぬことになると語っており、多くのファンはホグワーツ(Hogwarts)魔法魔術学校の最終学年となるハリーが死ぬのではないかと恐れている。

 「ハリー・ポッター」シリーズは64か国語に翻訳され、全世界で3億2500万部を売り上げており、映画シリーズ化され成功している。

 これまでローリングが得た印税は10億ドルに上るとされる。

 最終巻の発売1週間前には、5作目の映画が公開される予定となっている。

 写真は、3月29日に発表された同書の表紙。(c)AFP/SCHOLASTIC

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