【ホニアラ/ソロモン諸島 4日 AFP】2日朝にソロモン諸島沖で発生した地震(マグニチュード8.0)と津波の被害者への救援活動と被害状況の調査が4日、本格的に開始された。

 震源地に近い西部州のAlex Lokopio州知事が地元のラジオ局に語ったところによると、同州には地震翌日からテント、水、食糧などの救援物資が届き始めた。ただし、燃料が不足しているため、遠隔地には届けられない状況が続いているという。さらに、「地滑りが複数箇所で発生し、多数が行方不明になっているとの情報がある」として、現地到達手段の確保を急いでいると語った。

 警察当局によると、3日の上空からの調査では2遺体が海上に浮かんでいるのが発見されたという。

 警察がこれまでに確認した死者数は20-21人。ただし、政府の災害委員会は24人としている。警察当局は、被害の大きかった西部州での被害状況がまだ明らかではないため、死傷者数がさらに膨れあがる可能性を示唆した。

 写真は2日、震源に近い西部のギゾ島で、破壊された海岸。(c)AFP/Danny KENNEDY