【ハラレ/ジンバブエ 31日 AFP】与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)は30日、首都ハラレ(Harare)で非公開の党中央委員会の会合を開き、2008年の次期大統領選挙の候補に同党党首で現職のロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領(83)を選出した。

 首脳としてアフリカ諸国で最年長のムガベ大統領に反発する動きが国内では強まっているが、長時間に及んだ会合の結果、今回の決定がなされた。

 ZANU-PFの広報担当は会合の後、「2008年大統領選挙の党候補は、中央委員会の支持を受けたムガベ大統領自身。それが党全体で出した決定」と記者団に語った。

 一方で野党民主変革運動(MDC)のTendai Biti事務局長はAFPに対し「(ムガベ大統領が再選することは)悲劇だ。同大統領が現職でいる限りジンバブエは前に進むことはできない。27年もの間ジンバブエを誤った方向に導いてきたうえ、さらに大統領の職に居座り続けようとすることを恥ずべきだ」と語った。

 ジンバブエ全土を揺るがす政治および経済危機を引き起こしたとして非難されているムガベ大統領だが、再選すれば新たに6年の任期を与えられ、任期満了時には90歳となる。

 写真は同日、ハラレで支持者たちに向け演説するムガベ大統領。(c)AFP/ALEXANDER JOE