【ソウル/韓国 12日 AFP】国民銀行(Kookmin Bank)は12日、日本国内2位の三井住友銀行とアジアのコーポレート・バンキング業務で提携したと発表した。

 これにより、韓国国内の日本企業への資金提供、投資銀行業務や顧客支援業務が共同で提供される。三井住友銀行は同行ソウル支店を通じ、海外事業の強化を図る意向だ。

 両行はソウルで同日、提携の覚書に調印した。国民銀行の姜正元(Kang Chung-Won)最高経営責任者は、「われわれは互恵関係を築き、双方がアジアの金融市場を主導する立場まで発展することを期待する」と述べ、三井住友銀行の奥正之頭取は、「業務提携で結果が出るようう全力を尽くす」との決意を表明した。

 国民銀行は1月、中国工商銀行(Industrial and Commercial Bank of China、ICBC)とも同様の業務提携をしている。

 写真はソウルの国民銀行支店(2006年3月23日撮影)。(c)AFP/KIM JAE-HWAN