【アズルー/モロッコ 20日 AFP】アトラス(Atlas)山脈、アズルー(Azrou)付近の森で19日、サルの一種、バーバリーマカク(barbary macaque、学名Macaca sylvanu)が撮影された。バーバリーマカクの個体生息数は現在、国内で4000頭以下とされ、絶滅危急(ききゅう)種となっている。

 世界自然保護基金(WWF)によると、モロッコでは1940年から1982年にかけて全体の4分の1に相当する森が消失し、この間33万ヘクタールのヒマラヤスギ林が失われた。このため、保護地域の設定が国の貴重な自然遺産を保存するための重要なステップとされている。

 写真は同日、アズルー付近の森を通る道路脇に座るバーバリーマカク。(c)AFP/ABDELHAK SENNA